いまいち垢抜けない服の、原因は〇〇

2月があっという間に過ぎ去って、気づけば3月。春ですね◎ 花粉症の私には悩ましい季節ではありますが、暖かい日差しに心がワクワク!春物のショッピングでも外出が楽しくなる、明るいカラーを沢山ご提案してます◎

 

季節の変わり目といえば、 2月上旬から始まった世界のファッションWeek。NY, London, Milan, と続いて、先週からはParisにて最後のファッションWeekが開催されています。

ファッションショーの服だなんて、デザインも大胆なものが多いし、一部のセレブにしか関係のないこと?と思いがちですが、使用される生地、デザインの特徴、カラーなどは来年発売される秋冬物のトレンドにも必ず反映されてくるもの。自分に似合うトレンドの傾向を、いち早く知る情報の宝庫◎

写真左上 Rf) Dior   https://www.instagram.com/dior/  

写真右上 Rf) Tom Brown  https://www.instagram.com/thombrowneny/

写真左下 Rf) isabelmaranthttps://www.instagram.com/isabelmarant/

写真右下 Rf)  Loewe https://www.instagram.com/loewe/

少しマニアックな話で申し訳ないのですが、ファッションweekで私が一番感嘆するのは、使われているその生地。見たこともないような生地を生み出すことで、よりスタイルに特別感を与える、ファッションのマジックを垣間見ることが出来ます。

実はこの生地のお話、私たちのスタイルにもとっても影響を与えている。というのが今日のお話。

 

全く同じデザインなのに似合わない!の謎

世にも奇妙な〜 ではありませんが、クローゼットや試着室でこんな奇妙な現象に遭遇したことはありませんか?

‘ほぼ同じカラー、同じデザインなのに、なぜかAは似合って、Bが似合わない’

’なんで???????????’

 

もしかしたらこんな現象もあるかも。

‘お気に入りが古くなったので、ほとんど同じアイテムを買い換えた!と思ったのに。。。同じのはずなのに。。新しいアイテムが似合わない!泣 ’

なんでなの?!?!

 

お客様のクローゼットを見せて頂いても、実はこの現象が一番多い。それは、

そもそも、生地感が似合っていない。

 

生地感が失敗する原因になる理由。それは、日本人にとって生地感が自分の似合う似合わないに影響する。という感覚自体が、あまり馴染みが無い物だから。

日本人が洋服を着てきた歴史は意外にも短く、日本には日本独自の美しい ‘着物, 浴衣’ が発達してきましたが、生地感って意外にも同じものが多いのです。ツイードの着物とか、シフォンの浴衣って伝統的なものには見たことないですよね?笑

一方で洋服は、ありとあらゆる生地が存在します。(現代になってより増えた)服を選ぶ際には、カラーも、デザインももちろん大事ですが、生地を確認するのがとっても大事◎

 

同じホワイトパンツでも、こんなに違う!

パーソナルショッピングの下見の際、着てみた印象やサイズ感を確認するために同じアイテムを試着させてもらいます。その時に驚くのも、生地感による印象の違い。

例えばこちら、同じホワイトパンツ、ほぼ同じのデザインですが… 何か違うのお気づきでしょうか?

左のパンツは、どちらかというと ‘ツヤっとしたハリのある綿パンツ’

右のパンツは、’織が美しい、生地感が少し厚めのパンツ’

パッと見の印象は、右のパンツの方が織が美しく、お洒落な印象、お値段も左のパンツの1.5倍します。

しかし左のパンツ、織があることによって

  • 生地としての光沢感が和らぐ
  • 素材が厚くなる
  • 細かい柄が出る

 

などの効果から、ファッションタイプで言えば、クラシックタイプ、(ソフトクラシックタイプ)の方には良くお似合いですが、ハイファッションタイプ、ドラマテックタイプの方には左のツヤ感のあるパンツの方が断然洗練されて見えます。

 

もう一つ例を。

こちらのパンツ、ほぼ同じカラー(くすみのあるブルー)、同じデザインのパンツですが、生地が違うために、着る人によって全く違う印象になります。

写真左)ツヤのあるアクリル素材

写真右)綿(ただし細かい柄有り)

 

素材感からハイファッション、ドラマテッック(生地が柔かい場合はロマンテック)の方には左のほうがしっくりきます。より洗練された印象に。

一方でクラシックタイプ、ソフトクラシックタイプ、(カジュアル・ラブリー)には右のパンツの方がオシャレで、こなれた印象になります。

 

逆にクラシックタイプのような方が左のパンツを履くと、’スーツのような印象’ ‘ひと昔前?のような、なぜだか古臭い印象’ になります。

2つの例で分かるのは、同じデザインとカラーでも、生地の違いによってカラーの見え方、全体の印象までもが変わってしまうということ。

 

似合わないアイテムこそ、ヒントの鍵がある

ファッションコンサルティングで良くお伝えしていることがあります。それは、コンプレックスに感じること、似合わないと言う苦手意識のあるものこそ、

あなたの似合うスタイルを教えてくれるヒントが沢山隠されている

ということ。

 

例えば私は、ジーンズが苦手だったんですね。なぜなら一般的なジーンズが似合わないからです。(ジーンズって比較的誰にでも似合うもののはずなのに!)

しかし骨格診断の結果を踏まえると、なぜジーンズが似合わないのかがクリアに説明出来るようになった。一般的なジーンズは素材がカジュアルの上に、固すぎるのです。(逆に言えば、素材が柔らかいジーンズなら着ることができる)

 

なんだか垢抜けない、明らかに似合っていないという訳ではないのに、どこか違う。。 その違和感、生地感からきていませんか?

似合うスタイルを知ることは、自分を知ること

 

私ってどこか垢抜けないのよね。それはあなたのせいではありません。垢抜ける、オシャレに見えるポイントを知らないだけのこと◎

素材感、春服を購入される際には是非気にしてみてくださいね!

 

自分のイメージを変えたい、春からお似合いスタイルに着替えたい方、お気軽にご相談ください◎

本日もご購読ありがとうございました♡


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