フランスから見る、日本のヒール事情の不思議

写真)最近はハイブランドでもフラットシューズの種類が豊富◎

 

‘ なほこ、興味深い記事を見つけたけど、これってホント? ‘

先日フランス人から送られてきた、日本に関するある記事。

日本のニュースではそれほど大きく取り上げられている印象はないけれど、どうやら海外ウケ?は抜群に良いようで(苦笑)珍しく日本の話題で盛り上がっていたよう。

 

ニュース?堅い話?

いえいえ、

結論がファッションの話なので、最後までお読み頂けると幸いです ^ ^

 

ヒールは履くべき?それって決まりなの?

ことの発端は、女優、石川優実さんのこのツイート。

いつか女性が仕事でヒールやパンプスを履かなきゃいけないという風習をなくしたい。パンプスで足がもうダメ。なんで足けがしながら仕事しなきゃいけないんだろう

 

→ わかる!と、たくさんの人の共感を集める

→ そのうち、「靴(くつ)」と「苦痛(くつう)」を掛け合わせた #KuToo (クーツー)というハッシュタグまでが登場。

→ 1万8000人以上の署名を、厚生労働省に提出したというもの。

 

ただ、ここからが騒ぎの本題!

 

この署名の提出を受けて、根本匠厚生労働大臣が

 

「業務上必要かつ相当な範囲」であれば、企業がハイヒールやパンプスの着用を強制することを容認する」

 

とコメント。

 

ヒールを履くって、働く場所で強制されることなの?

海外のメディアが一斉に非難の声

を発したというわけ。

 

結構厳しく、日本を非難している記事が多いんですよ〜

◆海外メディア ご参考:

High heels at work are necessary, says Japan’s labor minister

Japanese women urged to ‘empower’ themselves in high heels

 

◆日本メディア ご参考:

反パンプス運動「痛い靴で働くのは嫌」は当たり前

ハイヒール強制やめて 「#KuToo運動」世界が共感

 

 

ちなみに、記事を取り上げているメディアは、海外の一流メディアばかり。

例えば、

米国のTime、AFP、ロイター、ニューヨークタイムズ、イギリスのBBCガーディアンテレグラフ香港のSCMPなど…

 

フランス人が驚くのには、ワケがある

たかがヒール?されどヒール?

実は、この日本の出来事がこれほどまでに大きく拡散されてしまったのにはワケがあるんですね。

2016年、イギリスでも同じ様な論争が巻き起こり、イギリス政府はハイヒールの強制などの職場があることは違法だとして、法律の見直しが必要であると発表しました。

またフランス カンヌ映画祭では、ドレスコードの中に、女性はハイヒール。というのがあるのですが、イギリスでの流れを受けて、ジュリア・ロバーツが裸足で登場したのも有名な話。

Rf) Embed from Getty Images

 

フランス(世界)から見ると、日本の今回の#Kutoo の事件は、

今更その議論?(早3年前以上前の話題ですけれど?)という驚き、

そして、

日本政府の考え方が、今の時代に合わない、古すぎる。

という驚きがあるように感じます。

 

(日本のジェンダーギャップ指数は、149か国中110位。そのイメージを叩くにはいいネタというのもあるのかもしれません)

 

靴で悩む女性が、これほど多いという事実

この話題を取り上げた理由。

それは、私がこのファッションの世界に入ってから痛感することの一つに、‘靴が痛くて履けない’ という女性の多さがあるんですね。

最近は、歩きやすいフラットシューズをご希望のお客様もとても多い◎

例えば、パーソナルショッピングでは、お客様にお似合いの服に合わせて、お出かけが楽しくなるような靴も事前にご用意することがあります。でも、サイズ感さえ合えばフィットする服とは違い、靴がフィットするかは、本当に最後までわからない。

お客様の例で言うと、私がご紹介してその靴が実際に買えるお客様って、

 

約5割

 

つまり、残りのお客様に関しては、

実際に履いてみると、つま先がイタイ、横幅が合わない、足の甲があたってキツイ.. などなど、事前に色々な情報を頂いていても、購入出来なかったりする。

靴って、自分に合うものを探すのが難しいアイテムの一つ。

でもね、コツをつかめば自分らしい靴に必ず出会えます◎

 

ハイヒールは消えない。でも時代と共に、履き方は変わる。その根拠

こんな記事を取り上げていますが、個人的にはハイヒール、私は好きです。ヒールを履くことで気合が入ったり、鏡で、足がキレイに見えるのは嬉しいですしね。

でも、

時代の流れというのは間違いなくファッションに影響を与えるもの。

例えば、

かの有名なココ・シャネルは、女性の体を締め付けていたコルセットから、洋服という形で女性を解放して今のファッションの礎を築いた女性。

Rf) ELLE Japan

シャネルが今の洋服の形を作る前は、西欧ではコルセットをして、女性は日常を過ごしていました。コルセットの時代には、体をキツく締めすぎて、途中で気絶する女性もいたんだとか。驚!

 

日本の着物も、時代の流れに合わせて、着る場面が見直されたファッションの一つ。洋服に変わったことで、女性は更に、日常に自由な動きが増えました◎

 

ハイヒールは一つのスタイルだから、

スタイルが消えることってありません。

Rf) Fashionista.com 

 

でも、

外反母趾で痛くて痛くて歩けない、腰が痛くてヒールが履けない。もしもハイヒールで苦しんでいる女性がいるのなら、

 

ハイヒールを履くのか、履かないのか、

その決定権を、個人に委ねることのできる、

そんな時代になってきているのかもしれません。

 

ファッションって、

女性の生き方と、とても関係が深くて、常に進化している。

 

ファッションの正解って変わっていくもの。

だから楽しい。

 

この出来事をきっかけに、日本女性と靴のあり方、ぜひ考えるきっかけになればいいなと思っています◎

 

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