Bonjour! イメージコンサルタント Nahokoです
前回のブログの後編! ファッション好きなら一度は訪れたい、パリのガリエラ美術館・モード&コスチューム博物館 Palais Galliera | Musée de la mode de la Ville de Pari 常設展示のご紹介◎
ガリエラ美術館の常設展時では、8世紀ルイ王朝時代(日本は平安時代あたり)から、近代のオートクチュールの歴史を見ることができます
改めて驚かされるのは、フランス貴族のオシャレへのこだわり。生活のシーン(外出、お食事、カジュアル etc)に合わせて様々な衣装があるのはもちろんのこと、この服には、この靴と帽子… と全身のコーディネートも忘れません
こちらの乗馬ブーツ、今でもエルメスで普遍のスタイルとして完成されているジャンピングブーツの原型です
こちらが現在のエルメスのブーツ。普遍の名作と言われるブーツの原型は、100年以上も前に原型が作られていた様です
帽子もシーンや季節によって様々なスタイルを使い分けていました。階級や身分、職業などを示す意味もあったようで、当時のファッションの中ではシンボル的な、大事な存在だった様です
ちなみに、ヨーロッパは今でも富裕層をターゲットとしたイベント(乗馬競技、食事会、車の展示会など)では、コスチュームとして帽子を着用する方を沢山お見受けします
高級車のクラシックカーイベントに歩いて向かう、マダムとムシュー
現代の男性のフォーマルシューズに関するルールも、歴史を得て完成されたもの。 最近ではルールを全く無視した様なスタイルも多く見かけますが、正式なシーンで通用するスタイル基礎は、いつの時代もあまり変わりがありません
このバックの持ち主は、何を入れて歩いていたのかしら。。?と思いを馳せたくなる女性用のバック。 種類も豊富ながら、刺繍なども全て手作りであることを考えると、オシャレへの熱意とエネルギーが、現代の私たちとは比較にならない気がします
展示されているデッサンがまた素敵。お部屋に一枚飾っても様になる◎
1枚目の絵は、第二次世界大戦が始まる少し前にアメリカのVogueに掲載されたもの。女性がマニッシュ(男性のような)スタイルをした絵は、女性の社会進出をイメージしている様です
ここではご紹介しきれないほどの展示数がまだあるのはさることながら、ガリエラ美術館は建物自体も、大変美しい。19世紀後半に建てられたルネサンス様式のもの。展示品を見ながら、館内の天井、外の庭園もぜひ見てくださいね◎
最後に、興味のある方は館内のお土産コーナーの書物に目を通すのも忘れずに◎ 通常の本屋さんでは目にしないようなかなりマニアックなオートクチュール、デザインの本に出会えます
運よく夏に訪れることが出来た方は、美術館併設のレストランで休憩するのも◎ 夏季のみ営業しています
過去の偉人達のファッションへの熱意に想いを馳せながら美術館を歩くと、見える世界がまた変わってきますね◎
【本日のご紹介先のリンク】
▪️ガリエラ・モード美術館
▪️美術館併設のレストラン(夏季のみ営業)
ではまた次回、à bientôt!
イメージコンサルタント Nahoko