Rf) Harper’s Bazaar.com
7月14日(日)先週末の週末はフランスの独立記念日(Fête nationale française)。この日は朝からシャンゼリゼ通りでパレードがあり、夜にはエッフェル搭の前で壮大なコンサート、花火がありましたよ◎
もちろん中継されるので、ブランチをとりながらTVに釘付け!!
Rf) sportiraparis. com
自他共に認める花火好きの私は、最後の花火のフィナーレが一番好き!夜の12時まで、花火の演出を待って寝る熱心ぶり(笑)
エッフェル塔が消えてしまうかと思うくらいの、壮大な花火の演出に感動!
Rf) sportiraparis. com
ブラボー!!
さて、
今週、日本から両親がくることもあって、来週のパリ観光に備えて準備をしています◎
パリのことを考えながら、思い出すのは 。。パリをこよなく愛した天才、
カール・ラガーフェルド
今日はパリに由縁の深い、ファッション界のカリスマ、カール・ラガーフェルドをご紹介!彼の伝説の軌跡と、ファッションや美に対する名言をご紹介しようと思います◎
ファッション界のレジェンド(伝説)となった男
今年の始め、パリで最も衝撃的だったニュースといえば間違いなく、カール・ラガーフェルドが亡くなったこと。日本でもニュースで取り上げられていましたが、本当にあっさりとしたニュースばかりで、個人的にはとってもショックだったな… 泣
インスタグラムやツイッターでは、世界中のモデル、著名人、セレブリティなど.. 彼を惜しむ声、追悼の声が、彼が亡くなってから1〜2ヶ月間以上も、世界中から投稿されていました。
なぜなら彼こそが、
半世紀にわたり、シャネル、フェンディ、自身の手がけるブランドで、アーティステック ディレクターを務め、各ブランドのデザイン、演出を手がけてきた偉人だから。
現代ファッションの礎を築いた
モードの帝王
と呼ばれた、その人だったから。
スケッチに埋もれるカール・ラガーフェルドのデスク。家には溢れんばかりの雑誌とスケッチがあったそう
Rf) Vogue.com
エレガンス、女性の美をとことん追求し続け、
ファッションという魔法で、人々に夢を与え続けた伝説の人
こちらの写真の方が、有名かもしれませんね。シャネルやフェンディのショーの後で、必ず最後に登場していた白髪の紳士。それが
カール・ラガーフェルド
シャネル、フェンディ、自身の手がけるブランドで、アーティステック ディレクターとしてキャリアを終えたカール。85歳の逝去までデザインの指揮をとり続けた
Rf) Chanel
ドイツ人でありながら、フランス語、イタリア語、英語、数々の言葉を巧みに操り、その半生の殆どをパリで過ごし、ファッションに全てを捧げた伝説の人。
全てのコレクションは、カールが一枚一枚描いた、このデッサンから始まる
Rf) Vogue.co.jp
シャネル、フェンディ、クロエ.. 不動の地位の仕掛け人
今では信じられないことですが、まだ知名度の低かったクロエを高級ブランドとして確立したのも、ココ・シャネルが亡くなった後、衰退しかけていたシャネルを救済したのも彼でした。今でもシャネルがブランドの不動の地位に経ち続けているのは、カールのマジックだと言われています。
天才とは、逆境を楽しめる人だったと感じるのがこの名言。
衰退していくシャネルからデザイナーの誘いを受けた時、人々は口をそろえて「やめたほうがいい。最悪だ。もう終わったブランドだ」といった。
今でこそ、古いブランドを再生していくのが当たり前だが、当時は誰もそんなことはやっていなくて、新しい名前や新しい世界が必要とされていた。
だからそれを聞いて、むしろ面白いじゃないかと思ったんだ。その状態も含めて、すべてが。だからみんなが「やめておけ。うまくいくはずがない」といったけれど、二度目に打診をされたとき、引き受けることにしたんだ。
逆境を、自分のキャリアに塗り替えた人。
私たちになじみの深い、フェンディのロゴを作ったのも、実は彼の天才技。毛皮のFurで有名なフェンディ。フェンディの有名なロゴは、
「ファー(Fur)をファン(Fun)にしたい」
という彼のアイディアから、彼が2分で書き上げたものだと言われています◎
二つのFが重なりあうように並ぶ、フェンディのロゴ
Rf) FENDI
天才は、普通を最も嫌った
私は平均的な美が嫌いだ。
変わっているところがなければ、美しくないから。by Karl Lagerfeld
Rf) madame figaro. com
平凡であるところに、美は宿らない。
なんだか、ドキッとするフレーズですよね。笑
’ 普通で平均的 ’ であることが、最もつまらないことだと考えていた彼にとって、平凡な美というのは存在しないも同然だったのかもしれません。
それを表すかのように、彼が発表し続けたスタイルには、常に過去にとらわれないスタイル、世界中を驚かせ、楽しませる、ファッションの真髄が感じられます。
例えば、彼がディレクターを務めあげたシャネルのショー。
毎回、そのステージ、ファッション、ヘア、シューズ、演出は、常に観客の予想を裏切り続けたものでした。
ある時はパリのグラン パレで、宇宙をテーマにコレクションを発表。ショーの最後に宇宙船を飛ばしてみたり!
私が中でも好きなのは、2016年のプレタポルテコレクション◎
ショーの会場が、一気に空港のロビーに?!
カールにかかれば、スーパーマーケットだってショーのテーマになってしまう!
会場のグラン パレに滝が?!服の世界観をここまで表す徹底ぶり
過去を繰り返さない、クリエイティブな発想で世の中を驚かせ続けた
上記写真 Rf) Chanel
過去のCHANELのコレクション、FENDIのコレクション(=カールのデザイン)はYoutubeでも見ることができます◎
エレガンスとスタイルの名言
ココ・シャネルはファッションよりも素晴らしいもの、つまりスタイルを残した。
そして彼女自身が語ったように、スタイルとは古くならないもの。
by Karl Lagerfeld
1980年代の当時、古いと言われ始めたシャネルのコレクション。ココ・シャネルが生み出した永遠のスタイルだけを残しつつ、進化させてきたのが彼の功績だと言われています。
‘ 過去の賞賛にとらわれない ‘
‘ 自分のスタイルを確立しつつ、
それを常にアップデートしていく。’
私たちの日ごろのファッションにもヒントになりそうですよね◎
過去の栄光にすがるのは私の性分ではないし“古き良き時代”などない。現在より昔がいいなら窓から飛び降りればいい。
絶えず変化し続けて時代に順応しなければ。エレガンスの概念とは常に変わっていくものだ
by Karl Lagerfeld
20代前半から全くファッションが変わらない人、
過去の自分のイケていた時代から、全く変わらない人、
なんだか老けた印象を与えるのは、
時代が変わっているのに、その人だけが取り残されているから。
カールが生み出したシャネルは、シャネルのDNA(スタイル)を残しつつ、常に時代を感じさせる素材、デザインを大胆に取り入れ続けた
私の人生は、やり遂げたことを忘れ続けることでできている。
成功の理由は、
過去に価値を見出さず、常に新しいアイディアを生み出すこと。
by Karl Lagerfeld
これが本当の成功者、プロフェッショナル、そしてカリスマだと思わせる名言。
Rf)Chanel
彼が亡くなる前に残した最後の作品、最後となったコレクションでは歴代のミューズ、モデルたちが一堂にコレクションに登場しました。ショーで思わず涙を見せるモデルも。
これだけのオートクチュールのファッションを扱いながら、彼はファッションをこう語っています。
ファッションには現在や未来が含まれていることが必要。ドレスはいきている女性が着る物で、美術館に展示されるものではない。ファッションは商いであって芸術ではない。
by Karl Lagerfeld
ファッションについて。スウェットパンツは負けの象徴です。自分の生活をコントロールできていないからそれを買うのです。
by Karl Lagerfeld
時にはキレのある鋭い意見、時には毒舌?!どこかウィットに富んだ発言を繰り返したカール・ラガーフェルド。
でも、その発言には一貫して
ファッションとは進化し続け、前を向き続けるもの。
だという彼の信念が伝わってきます。
好きだな、こういう考え方 ^ ^
来週訪れるパリでは、カールが心から愛していたパリの街、シャネルのショーを繰り広げてきた、パリの ‘グラン パレ’ のお写真も撮ってお見せできればと思います〜!
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